チェスターNEWS  -2012/11/12-

さまざまな税についてのニュースを発信いたします。

相続開始後に配当金が支払われた場合(配当期待権)

1.勝手に相続人が受け取っても大丈夫なの?(法律上の取り扱い)

相続開始後に支払われた配当金は、遺産分割が決定するまでは厳密には相続人全員の共有財産となるため、仮に配当金通知書を持って、金融機関窓口で配当金を誰か相続人が受け取ったとしても、受け取った人のものにはならないことに注意が必要です。これは家賃収入等も同様で、各相続人が法定相続分で取得することが原則ですが、相続人全員が同意すれば、相続財産に加えて遺産分割の対象とすることができるという判例がありますので、実務上はそのように遺産分割の対象とすることも多くあります。いずれにしましても、相続開始後に配当金の支払いがあった場合には、他の相続人と話し合いの上で、どのように相続するのかを話し合う必要があります。

 

2.相続開始後に受け取った配当金は相続税の対象?(税務上の取り扱い)

遺産の中に上場株式があると、相続開始後にその上場株式に係る配当金が支払われることがあります。相続税計算の上で、この支払われた配当金に関しては、「配当期待権」として相続財産に計上しなければならないケースがあります。 そのケースとは、相続開始日が、配当金の交付基準日の翌日から配当金交付に関する株主総会の決議日の間にある場合です。
つまり亡くなった日時点で、本人が生きていれば配当金をもらえる権利があった場合には、亡くなった人の財産として相続税の対象となるのです。

(補足説明)
通常、決算日が配当金の交付基準日となり、その時点の株式所有者に配当金を受取る権利が発生します。そして、実際の配当金支払いは株主総会の決議後に行われ、権利が発生してから配当金の受取までは数ヶ月の期間があります。被相続人が亡くなる前に決算日を迎えた場合には、株式保有者である被相続人が配当金を受け取る権利を有します。よって、その後、被相続人が亡くなり相続開始後に支払われた配当金については、被相続人が保有していた権利が実現したものとして考え、「配当期待権」として相続財産に計上することとなるのです。

<配当期待権の計算式>
予想配当の金額−源泉徴収されるべき所得税の額に相当する金額

相続開始後に配当金が支払われた場合(配当期待権)
監修者 福留正明

【次の記事】:取得費加算の特例について

【前の記事】:土地の評価と税理士選び

« 一覧へ戻る

今すぐお問合せ 0120-390-203 PHS・携帯OK 【土日・夜間・訪問対応も可】平日9時~21時、土日9時~17時 メールでのお問合せ info@chester-tax.com

相続税に関する無料個別相談会開催中 お申込はこちら

出版書籍

『相続はこうしてやりなさい』これ1冊で相続のことが全て分かる!!

『相続はこうしてやりなさい』
これ1冊で相続のことが全て分かる!!

相続税専門
税理士法人チェスター(著)
出版社:ダイヤモンド社

『「華麗なる一族」から学ぶ相続の基礎知識』ミステリー小説で相続が早わかり

『「華麗なる一族」から学ぶ相続の基礎知識』
ミステリー小説で相続が早わかり

相続税専門
税理士法人チェスター(著)
出版社:亜紀書房

税理士が本当に知りたい相続相談頻出ケーススタディQ&A 1,000件を超える相談実績から“よくある事例”を厳選。

『税理士が本当に知りたい相続相談頻出ケーススタディQ&A』
1,000件を超える相談実績から“よくある事例”を厳選。

相続税専門
税理士法人チェスター(著)
出版社:清文社

  • 無料進呈 相続税申告必要資料準備ガイド
  • 税理士法人チェスター物語
  • 取材・セミナー履歴

    今まで当社がお手伝いさせていただいた新聞・雑誌の記事執筆、テレビ・CM出演、セミナーのご依頼等の履歴のページです。

  • お客様の声

    今まで当社がお手伝いさせていただいたお客様の中から、アンケートを一部ご紹介させていただきます。

  • 選ばれるチェスターの品質
  • れお君の相続徒然日記
  • 税理士 伊原慶のブログ
  • 事前登録割引制度
  • ビジョナリーバナー画像
  • Googleインドアビュー事務所内見学

税金に関するコラム