チェスターNEWS  -2013/07/23-

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親から子へ貸家を贈与した場合の土地評価

 

 親所有の土地を子供へ使用貸借(無償)により貸し付けて、その上の建物を子供が建築、所有し貸付事業を行っていた場合は、通常その土地の相続税評価額は自用地評価となります。

 これは、土地の借主である子供が無償で借りているため、借地権の保護が受けられないことが理由となっています。

 ただし、親が土地と建物を所有し貸付事業を行っていて、子供に貸家を贈与した場合は課税時期(親の相続開始時点)と贈与時点で賃借人に変更がない場合に限り、その使用貸借により貸し付けていた土地を貸家建付地評価(自用地の評価額—自用地の評価額×借地権割合×借家権割合×賃貸割合)できることとなっています。

 この場合は、建物の賃貸借が、子供への土地の使用貸借による貸付よりも先順位にあるので、使用貸借の開始前から貸家建付地として取り扱うべきであり、建物の贈与によって土地の使用貸借による影響を受けるのは不合理と考えられるためです。

 一方で、贈与された貸家の賃借人に変更があった場合は、旧賃借人の土地の敷地利用権は契約の終了により消滅し、新たな賃借人は、使用貸借の影響を受けている土地を前提に賃貸借契約を結ぶこととなりますので、その土地の評価は自用地評価となります。

監修者 福留正明

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