チェスターNEWS  -2017/04/25-

さまざまな税についてのニュースを発信いたします。

関連キーワード: ,

家族名義の預貯金は被相続人の財産になるのか

家族名義の預貯金は被相続人の財産になるのか

1.名義預金とは

名義預金とは、形式的に配偶者や親族などの名義のものであっても、実質的に名義人以外の者が管理、運用などを行っている預金をいいます。

よくある例として、家族名義預金といわれるもので、被相続人が配偶者や子供、孫の名義で口座を開設し、その口座に将来の資金のためと被相続人の財産を原資として貯金をしたものがあげられます。

相続税の税務調査が行われる際、この名義預金が問題となることが多くあります。

2.名義預金の判定基準について

被相続人以外の者の名義である預貯金が相続開始時において被相続人に帰属するものであったか否かについて、主に下記の事項を総合的に考慮して判断することとなります。

①財産の原資は誰のものであるか
②名義人に生前に贈与されたものであるか
③預貯金の管理及び運用を誰が行っていたか

被相続人の家族名義の預貯金等について被相続人の財産と認められなかった事例として、平成25年12月10日裁決があります。

 ①預貯金の出捐者について、金融機関で遡って調査をし、審判所もそれに基づき調査を行ったが個々の預貯金等の出捐者が誰であるかを認定することはできなかった。
②被相続人から相続人に対して贈与がなかったと認めるには至らなかった。
③家族名義預貯金等の管理・運用は、名義人がしていたと認められる。

以上のとおり、本件預貯金等の管理・運用の状況原資となった財産の出捐者及び贈与の事実の有無等を総合的に勘案しても、誰に帰属するのかが明らかでないため、相続財産に該当すると認めることはできないとしました。

この事例では、被相続人に帰属されないと認められましたが、名義預金の判定は一概に決めることはできず、様々な状況を総合的に考慮して判断する必要があるため、生前に預金の移動が多いという場合等には、税理士に依頼し、判断することが望まれます。

 

 

監修者 福留正明

【次の記事】:さらに利用しやすく!教育資金一括贈与

【前の記事】:相続税の物納財産の拡充と順位の変更【平成29年税制改正】

« 一覧へ戻る

今すぐお問合せ 0120-390-203 PHS・携帯OK 【土日・夜間・訪問対応も可】平日9時~21時、土日9時~17時 メールでのお問合せ info@chester-tax.com

相続税に関する無料個別相談会開催中 お申込はこちら

出版書籍

『相続はこうしてやりなさい』これ1冊で相続のことが全て分かる!!

『相続はこうしてやりなさい』
これ1冊で相続のことが全て分かる!!

相続税専門
税理士法人チェスター(著)
出版社:ダイヤモンド社

『「華麗なる一族」から学ぶ相続の基礎知識』ミステリー小説で相続が早わかり

『「華麗なる一族」から学ぶ相続の基礎知識』
ミステリー小説で相続が早わかり

相続税専門
税理士法人チェスター(著)
出版社:亜紀書房

税理士が本当に知りたい相続相談頻出ケーススタディQ&A 1,000件を超える相談実績から“よくある事例”を厳選。

『税理士が本当に知りたい相続相談頻出ケーススタディQ&A』
1,000件を超える相談実績から“よくある事例”を厳選。

相続税専門
税理士法人チェスター(著)
出版社:清文社

  • 無料進呈 相続税申告必要資料準備ガイド
  • 税理士法人チェスター物語
  • 取材・セミナー履歴

    今まで当社がお手伝いさせていただいた新聞・雑誌の記事執筆、テレビ・CM出演、セミナーのご依頼等の履歴のページです。

  • お客様の声

    今まで当社がお手伝いさせていただいたお客様の中から、アンケートを一部ご紹介させていただきます。

  • 選ばれるチェスターの品質
  • れお君の相続徒然日記
  • 税理士 伊原慶のブログ
  • 事前登録割引制度
  • ビジョナリーバナー画像
  • Googleインドアビュー事務所内見学

税金に関するコラム