相続税申告の税理士選びはお医者さん選びと同じ
一般的に、相続が発生し、相続税申告の必要があると、昔からお付き合いのある税理士さんや、信託銀行等から紹介される税理士さんに申告を依頼される方が多いです。しかし相続税申告の税理士選びでは、注意しなければならないことがあります。税理士の中でも、税法毎に専門の知識を有する人がいるためです。
特に相続財産の中でも重要な土地の評価については、専門性が高く、評価する税理士によって、金額が異なることも珍しくありません。
しかし普段、あまり税理士と関わらない方にとっては、税理士であれば全ての税法に精通していると思われる方も多いでしょう。「税理士にもそれぞれ専門分野がある」ということを、きちんと認識して依頼を行わなければ、担当する税理士によって、何千万円も相続税額に差が生じることもあります。これは相続税申告の経験不足から、土地の評価や各種特例の適用忘れ等が生じる可能性が高いためです。
この点、相続税に強みがあるといえるためには、最低でも年間30件以上の相続税申告を行っているか否かが一つの判断基準になるのではないかと考えられます。税理士との面談中に、不安があるようでしたら、年間の申告実績等を聞いてみるといいかもしれません。
また税理士報酬の面でも注意が必要です。税理士報酬は自由化されおり、報酬額は事務所によってかなりバラツキがあります。このため、1箇所のみならず、複数の税理士事務所に見積依頼を出すことも、コストを節約する方法の一つです。相続税に強みを持っており、税理士報酬もリーズナブル、そんな税理士事務所があれば、依頼を検討されるといいでしょう。
このように、相続税申告における税理士選びは大切なポイントとなります。今はインターネット等で、情報がたくさん開示されていますので、依頼の前に情報を収集されるとよいでしょう。
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