「当該財産の価額」等の意義

法施行地外と債務によって求められるもの

相次相続控除は短期間に相次いで財産を相続することになった時に、財産が二重となって負担が重くなるのを軽減されるために適用される控除のことです。
これは第1次相続という最初の相続から10年以内に第2次相続という次の相続が発生することで適用されるものであり、第1次相続でかかる税額と10年を基準に第2次相続をした経過年数を求めて、そこから第2次相続で控除する金額を決めます。他の控除と違って経過年数があるので、毎年控除される金額は変化していき減少していく仕組みとなっています。
ところで財産というのは決して利益をもたらすものだけとは限りません。中には負の財産として損をこうむるものも存在します。そしてそれは税額を定める控除においても影響を与えてきます。
この相次相続控除には「当該財産の価額」というものが定められていますが、これは法施行地外で相続や遺贈で取得した財産の価値からこの財産に関わる債務の金額を控除した価額のことを指します。ここでいう法施行地外とはその名の通り法が適用されない場所のことで、早い話が国内ではなく国外のことを指します。
そして債務の金額はいわゆる前述した負の財産のことです。それを踏まえると国外にある財産と負の財産を控除して求められるのが当該財産の価額というものです。
このように財産には国内だけでなく国外、海外にあるものも関係してくるので、もし海外にそういった関係のものがある人はそれを把握しておいた方がいいでしょう。

(「当該財産の価額」等の意義)
20の2-2 法第20条の2に規定する「当該財産の価額」とは同条に規定する相続又は遺贈により取得した法施行地外にある財産の価額の合計額から当該財産に係る債務の金額を控除した額をいい、「課税価格計算の基礎に算入された部分」とは債務控除をした後の金額をいうものとする。(昭和46直審(資)6、平15課資2-1改正)

チェスター相続クラブ

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