代償分割が行われた場合の相続税の課税価格の計算

代償分割が行われた時の、交付する側と交付された側の課税価格の計算

相続する財産が不動産や株式などである場合、複数の相続人でそれらを均等に分割するのは難しくなります。
そういう時に取られる方法として、代償分割の方法があります。
代償分割とは、共同相続人の一人か数人が現物で財産を取得し、残りの相続人に対して債務を負担する、という方法です。
これによって実質的に財産が均等に分割されることとなりますが、この場合は相続税の課税価格はどのように計算すればいいでしょうか。
ここでは二種類の計算方法があります。『現物を相続して他の相続人に交付をする場合』と逆に『交付を受ける場合』の二つ。前者は『引き算』で、後者は『足し算』になると言えるでしょう。
つまり、交付をした側は、『相続や遺贈で得た現物の財産の価額』から『交付した代償財産の価額』を控除した金額が課税価格となります。
一方、交付を受けた側は『相続や遺贈で得た現物の財産の価額』から『交付を受けた代償財産の価額』を合計した金額が課税価格となります。
そして、この場合の代償財産の価額はどう決まるかですが、ここでまず見るべきは、『代償分割対象になった財産を現物で取得した人』が『他の共同相続人などに対していくら債務を負担するか』という点です。その負担額の『相続開始の時の値段』こそが、実質的な代償財産の価額となります。
しかし、代償債務の額が、『代償分割が行われた時』の取引額によって決定されている場合は少し話が変わってきます。この場合は『一般的な代償債務の額(相続時の価額)』に、『相続時の評価額』が『代償分割決定時の時価』に占める割合を掛けた額として課税価格が算定されることになります。
つまり、相続時の評価額が代償分割決定時の時価の半分になっていたら、代償債務の額も半分(50%)になると計算されるのです。

チェスター相続クラブ

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