贈与の減殺の順序

遺留分の減殺請求は、相続の日時に近いものから行われます

遺贈や贈与によって遺留分の減殺をするときには、その順序を把握しておくことは必要となってきます。
遺留分の侵害を発生させた遺贈や贈与が一つであれば、これから減殺請求をするべきだというのはすぐに分かることなのですが、遺贈と贈与の両方が行われていたり、あるいは贈与が複数回にわたって行われていた場合には、どの財産に対して減殺請求をすれば良いのかがわかりにくくなります。このときには順序を把握しておくことが必要となってきます。
遺贈と贈与に関してですが、この場合には遺贈に対して先に減殺請求を行う事になります。遺贈を減殺した後でなければ贈与に対して減殺をすることができないと定められています。
簡単に言えば相続が発生した時点に最も近いものから減殺請求をすると考えれば良いでしょう。
これは相続人の間での取り決めや遺言書によって指定されたものは効力を発しないと解釈されます。贈与が複数回にわたって行われたときにも、やはり相続時に近いものから順に減殺請求を行う事になります。
相続が発生したときに近いものかから減殺請求を行うほうが、取り引きを安全に行う事ができると考えられます。そのためにこのような順序が定められています。安全に取り引きできることを第一に考えられているのです。このときの日時の判定についてですが、登記や登録の日時ではなくて、契約をした日時によってなされるという点にも注意しておきましょう。

(贈与の減殺の順序)
第1035条
贈与の減殺は、後の贈与から順次前の贈与に対してする。

チェスター相続クラブ

関連性が高い記事

相続人が特定贈与者のみである場合
通常の相続人との違いとは 相続時精算課税における相続税基本通達という規定では特定贈与者という言葉を何度も見かけることがあります。普通の贈与者と何が違うのかと思う方もいるかと思いますが、この特定贈与者というのはあくまで相続時精算課税が適用され […]
贈与を受けた年に受贈者が死亡した場合
贈与をうけた人が亡くなった場合 贈与をうけて財産を得た人が、その財産についての相続時精算課税手続きをする前(贈与をうけた翌年の3月15日以前)に亡くなってしまったような場合、その人の相続人は10ヶ月以内であれば亡くなった人にかわって相続時精 […]
親名義の建物に子供が増築したとき
高齢の両親と同居するために、実家を増築して二世帯住宅にするというプランを持つ方も多いことでしょう。実家を利用した二世帯住宅は、元々ある家や土地を有効活用できるという利点がありますが、増築部分が贈与とみなされて課税される場合があります。 ここ […]

カテゴリから他の記事を探す

相続大辞典目次へ

キーワード検索

入力されたキーワードに一致した記事を検索できます。

今すぐお問合せ 0120-390-203 PHS・携帯OK 【土日・夜間・訪問対応も可】平日9時~21時、土日9時~17時 メールでのお問合せ info@chester-tax.com

相続税に関する無料個別相談会開催中 お申込はこちら

出版書籍

『相続はこうしてやりなさい』これ1冊で相続のことが全て分かる!!

『相続はこうしてやりなさい』
これ1冊で相続のことが全て分かる!!

相続税専門
税理士法人チェスター(著)
出版社:ダイヤモンド社

『「華麗なる一族」から学ぶ相続の基礎知識』ミステリー小説で相続が早わかり

『「華麗なる一族」から学ぶ相続の基礎知識』
ミステリー小説で相続が早わかり

相続税専門
税理士法人チェスター(著)
出版社:亜紀書房

税理士が本当に知りたい相続相談頻出ケーススタディQ&A 1,000件を超える相談実績から“よくある事例”を厳選。

『税理士が本当に知りたい相続相談頻出ケーススタディQ&A』
1,000件を超える相談実績から“よくある事例”を厳選。

相続税専門
税理士法人チェスター(著)
出版社:清文社

  • 無料進呈 相続税申告必要資料準備ガイド
  • 税理士法人チェスター物語
  • 取材・セミナー履歴

    今まで当社がお手伝いさせていただいた新聞・雑誌の記事執筆、テレビ・CM出演、セミナーのご依頼等の履歴のページです。

  • お客様の声

    今まで当社がお手伝いさせていただいたお客様の中から、アンケートを一部ご紹介させていただきます。

  • 選ばれるチェスターの品質
  • れお君の相続徒然日記
  • 税理士 伊原慶のブログ
  • ビジョナリーバナー画像
  • Googleインドアビュー事務所内見学