限定承認をした場合の承継

限定承認とは、そしてその適用条件

相続時精算課税は相続人が20歳以上、特定贈与者が60歳以上であることが条件の課税制度です。これは課税の際に相続税と贈与税を合わせることにより、親から子への相続をスムーズにするために生まれたものです。
しかし相続税というのは亡くなった方から財産を受け継いだ時に発生するものです。なので一般とは違うケースでの相続になるということも多々あります。
例としては特定贈与者より先に相続人の方が亡くなってしまった場合、この場合は承継というものがされることになり、その亡くなった方の相続人の相続人に再承継相続人として承継されます。相続人が特定贈与者であった場合には承継が行われることがないという規定もあります。
相続税基本通達によって承継の中にもケースに応じた規定がありますが、では限定承認をした場合の承継はどうなるのでしょうか。
限定承認とは正の範囲内で負の財産を引き継ぐという相続の方式であり、負の財産の方が多い時に用いられます。ただしこの方式は相続人が複数いた場合にはその全員が承認して申請しないと適用されないという条件があります。
そういう特殊な承認ではありますが、まず承継自体は課税適用者の相続税額を相続人が納付する場合の限度額として示しており、課税適用者自体に関係のある納付する相続税額ではないということです。最もこの限定承認はその条件の都合上、承認されるケース自体が少ない方です。なので知っておくよりはその状況になった場合に調べる方がいいでしょう。

(限定承認をした場合の承継)
21の17-4 法第21条の17第2項は、特定贈与者の死亡に係る相続税額の計算において算出された相続時精算課税適用者の相続税額を当該相続時精算課税適用者の相続人が納付する場合のその限度額について規定しているものであり、当該相続時精算課税適用者に係る納付すべき相続税額の計算方法についての規定ではないことに留意する。(平15課資2-1追加)

チェスター相続クラブ

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