推定相続人の廃除

推定相続人の廃除とは

相続人というのは、財産の相続を受ける人です。推定相続人というのは、法律の規定に従って、財産の相続を受けることができ得る人のことで、血族や配偶者が推定相続人ということになります。
ただし推定相続人だからといって、全員が財産を相続できるわけではありません。
血族というのは直系血族と傍系血族があります。直系血族というのは、父母や祖父母、曾祖父母と遡る直系尊属と、子、孫、曾孫、玄孫と下る直系卑属があり、直系卑属の場合は子だけが相続人に該当します。
また、傍系血族というのは、兄弟姉妹、甥、姪のことです。これら血族は推定相続人にすることができます。これらの推定相続人の中で、最終的に相続権を取得した者が相続人となります。推定相続人の廃除というのは、被相続人、つまり財産を所有している人の意思で推定相続人の相続権を奪うことです。
廃除の対象となるのは、遺留分を有する推定相続人とされていますので、傍系血族には該当しません。
相続人の廃除の手続きは、家庭裁判所に申し立てを行い、家庭裁判所の調停または審判によって審理されます。その結果、調停が成立したり、審判が確定すると、廃除を受けた相続人はその相続権を直ちに失います。
相続人の廃除の事由としては、被相続人に対して、虐待行為を行ったり、ひどい侮辱をした場合や、その他、著しい非行があった場合に廃除の手続きをすることが出来ます。

(推定相続人の廃除)
第892条
遺留分を有する推定相続人(相続が開始した場合に相続人となるべき者をいう。以下同じ。)が、被相続人に対して虐待をし、若しくはこれに重大な侮辱を加えたとき、又は推定相続人にその他の著しい非行があったときは、被相続人は、その推定相続人の廃除を家庭裁判所に請求することができる。

チェスター相続クラブ

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