相続の一般的効力

相続では権利などの財産が承継されることになります

相続が開始されたときには、死亡した人の地位が承継されるという法律上の効果があります。承継というのは引き継ぐという意味です。法律的な地位や権利をそのまま引き継ぐことになります。
相続人は相続によって、被相続人が財産として持っていたものをすべて承継することになります。負の財産もこれに服務と言うことになりますから、権利義務という言葉が使われます。
被相続人が保有していた権利義務をすべて引き継ぐことになるわけです。例えば所有権や借地権、預金債権などがありますし、債務などもあります。簡単に言うと、財産だけではなくて借金も引き継がなければなりません。何らかの債務を引き継ぐと言うことですが、これは明確な債務ばかりではないという点にも注意しておかなければなりません。
ただし、被相続人にしか保有することができないものがあれば、これは引き継ぐことはできません。具体的には不要請求権のようなものがあります。
このように、財産などを承継することになるのですが、このときには包括承継が基本となります。全包括承継とは、財産のすべてをひとまとまりにして承継することを指します。その後に分割されると言うことになるわけです。
すべてが相続されて、そして相続された後に分割されるという点に注意しておく必要があるでしょう。遺産分割されるまでは、すべての財産をすべての相続人が受け継ぐことになるわけですから、個別の財産を手に入れるわけではありません。

(相続の一般的効力)
第896条
相続人は、相続開始の時から、被相続人の財産に属した一切の権利義務を承継する。ただし、被相続人の一身に専属したものは、この限りでない。

チェスター相続クラブ

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