遺言の方式

遺言の方式の普通方式について

遺言の方式には、普通方式と特別方式があります。普通方式には自筆証書遺言と公正証書遺言と秘密証書遺言があります。自筆証書遺言とは遺言者が全ての文を作成し、氏名と日付、押印するところまで自分で行います。
文字は外国語でも良く、略字でも構いません。他人に代筆させたり、遺言者が口頭で述べた内容を他人が筆記することは無効となります。テープに吹き込んだり、ワープロなどで打ったものも無効となります。
一部を自分で書き、他の部分を他人が書いた場合は、他人が書いた部分が付随的な意味するものでとどまり、その部分を除いても遺言の趣旨が十分表現されている場合は、遺言全文を無効とする必要はないと判断する考え方が有力となります。
日付は遺言者が自分で書かなければなりません。遺言者が作成時に遺言能力があるかないかの判断をする為と、二つ以上の遺言書がある場合の先か後の判断を決定しなければならないからです。
日付は西暦や年号でも構いません。しかし吉日のような日付の特定できないものは無効となります。
氏名はペンネームや芸名、通称などでも本人と分かるものであれば有効になります。
押印は、ない場合は無効となります。しかし、実印でなくても認印や指印でも有効です。押印は遺言者本人がしなければなりませんが、遺言者本人の依頼により、他人が面前で押印することは有効となります。
内容に変更がある場合は、遺言者が変更場所を指示し、変更した旨を付記して署名をし、変更の場所に押印します。
しかし、この方式に従っていない判例も中にはあり、これを有効とする場合もあります。
要式緩和の現れではないでしょうか。

第960条
遺言は、この法律に定める方式に従わなければ、することができない。

チェスター相続クラブ

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