チェスターNEWS -2016/11/21-
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「相続税法基本通達」とは?相続税申告を行う上で守るべきルール

相続税法基本通達とは、厳密にいうと法令ではありません。
通達というのは、行政機関内部の文章であり、法令の解釈等を示すものとして存在します。
つまり、“相続税法”という法令は絶対に守らなければならないものですが、その“相続税法”の解釈を解説したものが“相続税法基本通達”ということになります。
ですので、相続税法基本通達には、こう書かれているが、この法令の解釈はこれではないのでこのように処理しましたという主張が可能になってくるわけです。
ただ、そうは言っても現実的には、この“相続税法基本通達”を無視することはなかなかできません。
もしどうしても通達にかかれていることに納得がいかない場合には、その道の専門家である税理士に相談し、対応を検討してみましょう。
あまりにも理不尽な結果となる場合には、必ずしも従う必要がない可能性も十分にあり得ます。
ちなみに、相続税法基本通達は、国税庁のHPより閲覧が可能です。

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