チェスターNEWS -2014/08/25-
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不整形地の評価で土地の相続税評価が大きく減額されます
また、路線価方式で土地評価する場合は、その土地が接している道路(路線)の価格で、おおよその評価額が決まります。
不整形地であって、道路(路線)に一面しか接していない土地(正面路線のみ)は利用効率が悪いため評価が低くなります。というのは、土地が道路に接しているほど評価額が高いのです。ですから四方が道路に囲まれている土地は非常に評価が高くなります。
それ以外にも、路線価方式で土地の評価をする場合は、奥行価格補正率が重要となります。
これは、不整形地に限らないことなのですが、接している道路からの奥行距離が遠いほど評価額が低くなる考え方です。それぞれの地区区分によって、その奥行価格補正率が決められています。
例えば、普通住宅地区であれば、24m以上からその奥行距離に比例して減額されることになります。ただし、イレギュラーですが奥行距離が10m未満である場合も減額されることもあります。極端に狭い土地は利用効率が悪いという考え方からきているようです。

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